こんにちは。畠山です。
昨日のブログで表題の室温の計測をしたのですが、
今日も測ってきたので、週末を待たず報告をしたいと思います。
冒頭にありますが、
こちらの建物は断熱等級6、Ua値0.41 C値0.42の建物です。
2階にあるリビングエアコンを23℃設定で23時まで運転、
翌日の9時半に計測をしに行ってきました。
参考までに、
私たちの会社のある八王子市や町田市は「6地域」という区分で、
断熱等級6だとUa値という数値が、0.46以下となります。
C値は建物の隙間を表す数値で、C値は0.42でした。
こちらは現場で実測が必要で、弊社は「吹付断熱」ではなく「グラスウール」なので施工精度がそのまま表れます。
なぜ、気密が確保しやすい、吹付断熱では無いか・・・と言う話をしていると、
長くなりそうなので、ここでは省かせて頂きます。
C値は保証値を0.6以下としています。
数値をさらに良くするには、
屋根断熱にするとか方法はあるのですが、
低すぎても色々と弊害が出るとメーカーの方から話を聞いていますので、
この辺の数値で良いと今は思っています。
ちなみに、東京都の「東京ゼロエミ」ではC値の基準はありませんが、
鳥取県や青森県、お隣の山梨県の補助金では基準があり、
C値なんて関係無いので・・・と言えなくなる日がそこまで来ているのでは・・・と、
勝手に思っています。
また、先日の展示会(佐藤のブログで)ではこんな展示もありました。
どこかの断熱メーカーさんの展示ブースにありました。
まさにそうだと思います。
断熱性がいくら高くてもスカスカな家では意味がありませんので、
参考にしてみて下さい。
Ua値もC値も数値が低ければ良い数値となります。
さて、本題の住宅ですが、朝方の外気温は前日より3℃~5℃低かったようです。
外気温がその位下がると、1階の室温がどの位低下するかですが、
1階のホールが14.5℃で前日の室温からマイナス0.6℃、
前日の室温からマイナス0.8℃と外気温の低下のわりには、
室温が下がらないな・・・と思った次第です。
ちなみに、ドアは全開で、
エアパスファンは回したままでしたので、
温度差があまりありませんでした。
断熱、気密が良いとこんな感じかな、人が住めば熱を発生するのでもう少し温かいかな・・・と思いながら、
2階にあがり温度計を見ると17.1℃と
前日の室温から0.8℃高かったです。
これはおそらく室内の陽当たりが良いので、太陽光で室内が温かくなったからだと思います。
陽当たりを考えた窓の配置はとても大切だな・・・と再確認出来ました。
とても良い室温のデータも取れましたので、
弊社のこれからの家づくりのご提案に役立てたいと思います。
これから家造りをされる方は、
断熱性、気密性、窓の位置など総合的に検討しながら、
家づくりをすると良いと思いますので、参考にしてみて下さい。
そして、何よりも冒頭に説明した気密にもこだわってみて下さい。
次はもう少し寒くなったら、真冬の大実験をしようと思います。
皆様からのご相談をお待ちしております!
今日もお読み頂きありがとうございました!