こんにちは。畠山です。
だんだん秋が近づいてきましたね。
朝窓を開けると涼しく感じるようになりました。
秋と言えば読書。
久しぶりの「最近読んだ本シリーズ」ですが、今回はこの本です。
タイトルは「正直不動産」、漫画です。
いつも健康本だったので、たまには変えてみました。
少しだけ紹介をするとタイトルにある通り、この主人公は「正直」なんです。
正しくは、「正直」というより「嘘をつけなくなってしまった。」のです。
どうしてか・・・、それは読んでからのお楽しみという事になりますが、
最近のニュースに出たような不動産トラブルも漫画に置き換えて載っています。
現在6巻まで出ていますので、読みたい方は、是非ご来店を・・・!というのは冗談ですが、
不動産会社を訪ねる前に読むと面白いかもしれませんよ。
あくまで、個人の感想ですが・・・。
会社に置いてありますので、興味がある方にはお貸しします!
ということで本題ですが、
先日ご協力を頂いた町田市Y様邸の気密測定を実施しました。
いよいよ、最終回です!
気密測定・・・、あまりピンと来ませんよね???
簡単にいうと、建物全体でどの位「隙間」が空いているか?を測定する作業です。
相当隙間面積=「C値〇〇㎠/㎡」として数値を表します。
断熱が良くても「隙間」だらけの家では、そこから空気が漏れてしまいますよね?
気密断熱が悪いと、こんなイメージです。
コーヒーカップの様に密閉されていない場合と、水筒の様に密閉されている場合を住宅に置き換えると分かりやすいと思います。
当然、水筒の方が良いですよね?
ちなみに気密と断熱はセットで考える必要があります。
片方だけでは、快適に生活をする事は出来ません。
弊社の断熱材は、グラスウールを採用しています。
どうしてグラスウールかというと、「燃えにくく」、「きちんと施工すれば劣化しにくい」という特徴があるからです。
断熱材については来週「グラスウール充填断熱施工技術 マイスター認定」を取得するための、「施工技術講習会」を受けに行きます。
何か良いお話が聞ければ、またブログで報告をさせて頂きます!
さて、気密に戻ります。
気密測定とは下記の様な機械を使って計測します。
室内に機械を設置して外に向かって空気を吐出し、
その時に「隙間から外気がどの位室内に入ってくるか」を計測し、性能を評価します。
外から見ると下記になります。
C値は0.8㎠/㎡でした。
この数値だけだとピンと来ませんよね?
C値の基準がありますので、参考までにご確認を。
日本のⅠ、Ⅱ地域とは省エネ地域区分で北海道の地域です。
東京では、C値が5㎠/㎡であれば良いのですが、
今回は0.8㎠/㎡と非常に良い数値が出ました。
Y様、ご協力を頂きありがとうございました!
最後にもう一度、気密に関してのおさらいです。
参考までにもう一つ資料がありますので、こちらもどうぞ。
いかがだったでしょうか?
気密の重要性がなんとなく、ご理解を頂けたでしょうか?
さて、弊社の注文住宅ではC値は1以下を標準としており、施工中と建物完成の2回計測をしています。
C値というのは、隙間なく施工をするという点で、施工技術や現場管理に非常に深く関わってきます。
図面通りに施工をするのは当然ですが、
耐震等級3相当の構造計算をし、第三者機関の金物検査をし、気密測定もしっかりする。
経験や実績による昔ながらの「勘」や「大丈夫」という言葉ではなく、
きちんと「数値」で見える化をする。
これなら安心ですよね。
ちなみに、耐震等級3相当とするのは、リクシルさんやパナソニックさんのメーカー保証になるからです。
いかに隙間を減らして、断熱性能を良くして、結露をさせないという事が、快適に永く住める家になると思います。
そして、今日の午後は社員全員で結露セミナーに行ってきます!
良いお話があれば、またご紹介をさせて頂きます!