By ideal on 2025年11月24日(月)
Category: Blog

【最終回】町田市上小山田町(断熱等級6 Ua値0.41 C値0.42)の冬の室温

こんにちは。畠山です。

昨日のブログで表題の室温の計測をしたのですが、

今日も測ってきたので、週末を待たず報告をしたいと思います。

冒頭にありますが、

こちらの建物は断熱等級6、Ua値0.41 C値0.42の建物です。

2階にあるリビングエアコンを23℃設定で23時まで運転、

翌日の9時半に計測をしに行ってきました。

参考までに、

私たちの会社のある八王子市や町田市は「6地域」という区分で、

断熱等級6だとUa値という数値が、0.46以下となります。

C値は建物の隙間を表す数値で、C値は0.42でした。

こちらは現場で実測が必要で、弊社は「吹付断熱」ではなく「グラスウール」なので施工精度がそのまま表れます。

なぜ、気密が確保しやすい、吹付断熱では無いか・・・と言う話をしていると、

長くなりそうなので、ここでは省かせて頂きます。

C値は保証値を0.6以下としています。

数値をさらに良くするには、

屋根断熱にするとか方法はあるのですが、

低すぎても色々と弊害が出るとメーカーの方から話を聞いていますので、

この辺の数値で良いと今は思っています。

ちなみに、東京都の「東京ゼロエミ」ではC値の基準はありませんが、

鳥取県や青森県、お隣の山梨県の補助金では基準があり、

C値なんて関係無いので・・・と言えなくなる日がそこまで来ているのでは・・・と、

勝手に思っています。

また、先日の展示会(佐藤のブログで)ではこんな展示もありました。

どこかの断熱メーカーさんの展示ブースにありました。

まさにそうだと思います。

断熱性がいくら高くてもスカスカな家では意味がありませんので、

参考にしてみて下さい。

Ua値もC値も数値が低ければ良い数値となります。

さて、本題の住宅ですが、朝方の外気温は前日より3℃~5℃低かったようです。

外気温がその位下がると、1階の室温がどの位低下するかですが、

1階のホールが14.5℃で前日の室温からマイナス0.6℃、

1階の南東の部屋が14.7℃で、

前日の室温からマイナス0.8℃と外気温の低下のわりには、

室温が下がらないな・・・と思った次第です。

ちなみに、ドアは全開で、

エアパスファンは回したままでしたので、

玄関ホール横の南西の部屋は14.8℃と

温度差があまりありませんでした。

断熱、気密が良いとこんな感じかな、人が住めば熱を発生するのでもう少し温かいかな・・・と思いながら、

2階にあがり温度計を見ると17.1℃と

前日の室温から0.8℃高かったです。

これはおそらく室内の陽当たりが良いので、太陽光で室内が温かくなったからだと思います。

陽当たりを考えた窓の配置はとても大切だな・・・と再確認出来ました。

とても良い室温のデータも取れましたので、

弊社のこれからの家づくりのご提案に役立てたいと思います。

これから家造りをされる方は、

断熱性、気密性、窓の位置など総合的に検討しながら、

家づくりをすると良いと思いますので、参考にしてみて下さい。

そして、何よりも冒頭に説明した気密にもこだわってみて下さい。

次はもう少し寒くなったら、真冬の大実験をしようと思います。

皆様からのご相談をお待ちしております!

今日もお読み頂きありがとうございました!

Leave Comments